乳酸菌摂ってるのにアレルギーが悪化するのはどうして?もしかしたらビフィズス菌のせいかも
- 乳酸菌サプリを続けて摂ってるのに、アレルギーむしろ悪化してる気がする・・・
- これって好転反応なの?それとも体に合わないの?
判断が難しいですよね。( T_T)\(^-^ )
確かに「乳酸菌サプリ」自体は悪玉菌を抑制したり免疫力強化してくれるので健康には良いのですが、その中に含まれている乳酸菌の種類によってはアトピーには向かないことがあります。ビフィズス菌がソレです。
というわけで今回は、アレルギー抑制目的なら選ぶべき【乳酸菌の種類】とは何か?なぜビフィズス菌がダメなのかまとめます^^
1. ビフィズス菌って何だっけ?軽くおさらい
まず軽くおさらいですが、乳酸菌にはいろんな種類があります。混同しがちな情報なので整理しておきましょう。
1.1「乳酸菌」には大きく分けて2つ+α
乳酸菌には大きくビフィズス菌、ラクトバチルス菌という2つの種類に分けることができます。
残りの1つは、その他大勢って感じで捉えておけばOKデス。(ざっくりです!笑)
なお、サプリのラベルの成分表示などでは、ビフィズス菌系はB.xxx、ラクトバチルス系はL.xxxと記載されます。
1.2 植物性乳酸菌「ラクトバチルス」がアレルギーに良い
この大きな2つの種類のうち、アトピーに良い効果をもたらしてくれるのが「ラクトバチルス」。
ラクトバチルスは乳酸を産生したりとビフィズス菌とは少し違った働きをするのですが、
一番スゴイ働きが「過剰なアレルギー反応」を起こしている状態を改善してくれるという点です。(と、研究報告されています>くわしくはこちら)
2. アレルギーの最大の原因=自分自身
2.1. アレルギーのメカニズムとは
アレルギーのメカニズムをここでざっくり説明しておきます。
私たちの「免疫細胞」の大部分は腸の中に存在していて、ふだん免疫細胞は「細菌」「ウィルス」とか「悪玉菌」とかだけを攻撃して私たちの体を感染症から守ってくれています。
「免疫細胞」は、私たちが健康を維持する為に欠かせない「見回り警察」みたいなモノなんです。
ところが、季節の変わり目に花粉が飛び始めたり、アレルゲンとなりやすい物質を大量に吸い込んだり、風邪を引いたりして免疫バランスが崩れると、免疫細胞がびっくりしてパニックになってしまい「トチ狂って暴走する奴」が出てくるんです。
2.2. 免疫細胞は一度暴走しだすと手がつけられない!
トチ狂って暴走する免疫細胞は、一度暴走しだすと誰にも手がつけられなくて、手当たり次第に周りの細胞を傷つけまくります。(これがアトピー肌を傷つけちゃったり食物アレルギーになっちゃったりするそうです)
この暴走免疫細胞、有吉さん風に名付けるなら「暴走免疫ヤロー」といったところでしょうか。もしくはジャイアンかな。。
で、この暴走免疫ヤローは、自分だけで騒いでるならまだしも、周りの正常な免疫細胞にも「オイ、あっちに敵がいるぞー! お前も一緒にやっつけようぜ!!」と焚き付けて、みんなで暴走しまくっちゃうんです。(TT)コワイ・・・
3. 暴走免疫細胞が暴れ出した!そのとき、他の菌たちは・・・
菌によってどっちの勢力に加勢するかが別れてくるんですが、これが厄介かつ重要です。
実は、ビフィズス菌は暴走免疫ヤローを応援しちゃうんですよ。スネ夫みたいな感じですかね。だからダメなのビフィズスちゃんは。
一般的にはビフィズス菌は悪玉菌を抑える効果も報告されているので必要は必要だし、摂らないよりも摂ったほうがいいハズなんですけど、この暴走を直すチカラは無いんです。
そこでご登場願いたいのが、「ラクトバチルス乳酸菌」。
3.1. ラクトバチルス菌は何をする?
暴走免疫ヤローには直接は手を下さないのですが、それとは別の「Tレグ細胞」という細胞を活性化することができると言われています。
この「Tレグ細胞」はいわば「免疫細胞の先生」で、暴走免疫ヤローを見つけて諭してくれます。
「おい君、それは敵ではないよ。騒ぐのはやめて持ち場に戻りなさい。」と暴走ヤローをなだめてくれるんです。
しかし、腸内環境が悪化してる状態だと暴走免疫ヤローが増え出すので、Tレグ先生は忙しくなってしまいます。
そこで、この「Tレグ先生」を活性化するのが「ラクトバチルス乳酸菌」。
特にTレグ先生とガッツリタッグを組むとされているのが、「ラクトバチルス・アシドフィルス」という種類の乳酸菌のようです。
ラクトバチルスは種類によっては悪玉菌を直接抑える効果もあるそうなので、もうホント、摂れば摂っただけイイみたいですね。
(乳成分へのアレルギー持ちはアレルギー情報をしっかり確認すること!)
なお、分かりやすくしようと思ってざっくり解説しましたが、この内容はNHKの番組で解説されており、海外の研究報告で上がっている内容となります。
なので、アトピーの体質改善をしたいなら、暴走免疫ヤローを応援するビフィズス菌じゃなくって、Tレグ先生を応援するラクトバチルス菌が多く入ってるようなサプリを選ぶといいよ、ってことになります。
乳酸菌でアレルギー悪化の原因・まとめ
これから乳酸菌サプリでアトピーを改善したい!と思っているなら、このポイントだけ押さえておけば間違いない筈です!
別の記事で触れていますが、ビフィズス菌がダメな理由はじつはもう1つあって、私たちのお肌の再生に重要な「ビオチン」を食べまくっちゃうこと。
なので、ビフィズス菌は頑張って食べてもちょっとアトピー改善とは方向性が違うんですね。
ただ、一応ビフィズス菌にもイイところはあって、 住むところが大腸なので、お通じをよい状態に整えてくれるチカラが強いです!
お通じの総量の数十%は腸内細菌の死骸(もしくは生菌)と言われていますから、ビフィズス菌はお通じのカサを増やしてくれる!というメリットがあるのですよ。^^
これも現在のアナタの腸内環境(腸内フローラ)の状況によっても変わると思いますので一概には言えませんが、とにかくなるべく早くお肌を強くしたいなら「ラクトバチルス系」を意識して選んでいくのが成功のポイントとなるかもしれません。
なので基本的に乳酸菌サプリを選ぶ時は、
- なるべく乳酸菌の種類が多くて
- 量も多くて(最低500億個以上)
- ラクトバチルス系がちゃんと入ってる(できればB.よりも多め)
こんな感じのスタンスでいれば、少しずつ変わっていけるものじゃないかと思います。
補足)乳酸菌と合わせて摂りたい!おすすめサプリ
なお、ビフィズス菌がビオチンを食べちゃう件はボロボロ肌のアトピー的には結構な死活問題でした。
私はアトピーがめちゃんこひどい頃に「ビオチン療法」というものを知り、ビオチンサプリを大量に飲んでいました。そのおかげか、お肌が少しずつ強くなっていきました。
他のページでもお伝えしている通り、一番功を奏したのは「アレルナイト」で睡眠不足がスッキリ改善できたからだと思いますが、
それと併用して「ビオチン」を大量に摂ったことは私のお肌にすごく良くて、結果的にはお肌を強くするスピードを早めてくれたんだと思います。
私もうアトピーは治ってますが、ビオチンと乳酸菌はずっと続けようと思っているくらい快調をキープできてますよ♪
ビオチンに関する情報はコチラです♪
・アトピーにはビオチン療法!ビオチンはどこで買える?処方・保険適用できる?
・アトピー持ちに必要なのは「天然ビオチン」のみ!サプリ選びのポイントを解説
では今日はこんなところで。
今日もお読みくださりありがとうございました!